日田天領水(ひたてんりょうすい)は、大分県日田市の地中約1,000mの水源から採取されるミネラルウォーターである。同市に本社を置く株式会社日田天領水が製造・販売している。

日田天領水が採取される日田市は、日田盆地に位置し、中心を筑後川の上流にあたる三隈川が流れ、そこに多くの川が注ぎ込む水郷として知られている。日田天領水という名は、日田が江戸時代に西国郡代が置かれた天領であったことにちなむ。

日田天領水は、日田市中ノ島でもともとウナギの養殖用に掘られた深井戸の水であるが、この水で育てたウナギが大きく成長したことから、飲料水としても評判を呼び、ついにはミネラルウォーターとして販売されるに至ったものである。

2000年頃から「おもいッきりテレビ」(日本テレビ系)等のマスメディアで紹介され、全国的に知られるようになった。2006年にはモンド・セレクションで最高金賞を受賞している。

水質
弱アルカリ性の軟水である。具体的な数値は以下の通り。

硬度:32mg/L
pH:8.3
製造・販売元では、九州大学大学院の白畑實隆教授の分析に基づき、天然の活性水素を含む活性水素水であるとしているが、このような水の存在は科学的には認めらていない。また、日田天領水が持つとされる抗酸化作用は、活性水素といった概念に頼らずに他の成分によって説明できるとする説もある。



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